こんにちは、natsuです。
肌寒くなり、焚き火の季節がやってきました。
キャンプでの焚き火の火起こしは必須工程ですよね。
一般的な火起こしといえば、ライターやガスで着火剤などに点火し、薪に火が付く…というような感じですが、今、You Tubeやテレビでも話題のヒロシさんもされている「火打石」での火起こしに挑戦したいと思う方も多いのではないでしょうか?
とてもワイルドな感じで、なかなかハードルが高く女性では難しいように感じますよね。
今回は、ブッシュクラフト入門!
初心者の方や女性の私でも出来た‼︎火打石と火吹き棒を使った本格的な火起こしをご紹介したいと思います。
そもそも火打石ってなに?
「火打石」といわれてもピンとこない方も多いかもしれませんが、子どもの頃、一度は読んだことのある童話の「かちかち山」です。たぬきの背中にしょった薪にうさぎが「カチカチ」と火を付けるシーン。あの「カチカチ」です。昔は火を付けるための道具として一般的に使われていました。
また日本古来からの風習として、家族や大事な人を送り出す際、縁起を担いだり、魔除けのために無事安泰を祈る意味で「カチカチ」と火花を起こす「切り火」としても大切に扱われています。
パワーストーンの火打石
出典:楽天
火打石には様々な種類の石があり、アウトドアではメノウ石が多く取り扱われておりますが、女性に人気のある水晶やローズクォーツ、アメジストなどパワーストーンとしても有名な石も火打石として使われています。

持っているだけでも運気が上がりそうな石ですね。
パワーストーンのヒーリング効果も少しご紹介したいと思います。
メノウ石 | 健康、成功、長寿、向上、癒し、負のエネルギーをなくし、人との結びつきを良くする、グループ関係良好なアウトドアで人気の石です。 |
水晶 | 潜在能力アップ、浄化、純粋、調和、統合、強化、生命力活性化、細胞の再生、免疫力を高める、体内の毒素を排出、人を選ばない万能な石としてお守りとしても人気があります。 |
ローズクォーツ | 「愛、優しさ、美」を象徴とした石。家族愛、慈愛の心、内分泌を活性化しホルモンバランスを整え、アイチエイジングを高める効果があるため、女性に大人気です。 |
アメジスト | 秘めた魅力、美しさ、才能を引き出す。直観、記憶、真実の愛、平和、癒し、気を正常にする、負のエネルギーを寄せ付けない強い浄化効力があり、古くから高貴な色としても人気が高いです。 |
火打石を使った火起こしに準備するもの
火打石を使った火起こしの道具はとってもコンパクト。1つの小さなケースにまとめられるのも魅力ですね。
火打石 | アウトドアショップや通販で購入できます。 |
火打ち金 | 火打石と同じくアウトドアショップや通販で購入できます。 |
火吹き棒 | 火力が弱い時や火起こしの時に空気を送り込む、お助け棒です。 |
チャークロス | 炭状になった黒い布で、手作りでも作れますが、アウトドアショップや通販でも購入できます。火起こしでの大事な役割になります。 |
麻ひも | 100円ショップにも売っていて、20~30㎝ぐらいの長さを2~3本切り細かくほぐしてまとめておきます。 |
枯葉や小枝 | 燃えやすい枯れた葉や木の皮、松ぼっくりは着火剤代わりになります。細い小枝や太めの木まで乾燥している自然の木は大活躍。 |
薪 | アウトドアショップやホームセンター、キャンプ場で売っています。 |
焚き火用手袋 | 安全のため準備しておくと安心です。 |

枯葉や小枝がない時や木が湿っていている場合などは、お持ちの割りばしや薪を細くしたものを使っても大丈夫です。
火打石を使った火起こしは、下準備が大切になります。下準備をしっかりしておくと失敗しにくくスムーズに行うことができます。
枯葉や木の皮、小枝を集めたものや麻ひもをほぐしておいたものを、すぐに使えるよう手の届く範囲に並べて置くのもポイントです。

火を付ける時に、焚き火台の上に枯葉と小枝を少し敷いておくと火が付き易くなります。
●PSKOOKファイヤースターターキット
出典:amazon
火付けスターターキットとして、火打石、火打ち金、火吹き棒、チャークロスが作れる綿布とケースもセットで販売されていて大変便利です。
●Bush Craft(ブッシュクラフト) ヘビーウエイトチャークロス 5枚入り 2セット
出典:amazon
手作りのチャークロスもありますが、手間をかけない市販のチャークロスは大変便利です。
●Bush Craft(ブッシュクラフト) 麻の火口(ほくち)4個セット
出典:amazon
麻ひもを1つ1つほぐしても良いですが、大変と思う方は、すでにほぐしてあるものもあるのでとても便利です。

大変だと思う作業は、無理はしないで市販のものを活用するのもおすすめです。
火打石を使った火の起こし方
火打石を使った火起こしの手順は、なんと、、、
①「カチッ」②「ふぅ~」③「ぼぉ~」の簡単3ステップ‼
意外とシンプルですよね。
- 火打石と火打ち金を手に持ち、「カチッ」と打つ
- 火の付いたチャークロスを麻ひもで包み、「ふぅ~」と空気を送り込む
- 小枝や薪を入れて「ぼぉ~」と燃やして、完成‼
それでは、ひとつずつ手順を追って見てみましょう。
火打石と火打ち金を手に持ち「カチッ」と打つ
火打石の上に「チャークロス」を置いて指で軽く押さえます。チャークロスを載せた火打石を持って、反対側の手に火打ち金をなるべく水平にしっかりと持ちます。持ちにくい場合は持ち手を逆に変えて大丈夫です。
火打ち金の金具部分を石の尖っている部分にかするような感じで「カチッ」と強めに打ちます。この「カチッ」っという時に火花が出ます。火花が出るようこれを数回繰り返します。

この時に、チャークロスの上に火花を乗せるようなイメージで打つと火が付きやすいです。
麻ひもで包み「ふぅ~」と空気を吹き込む
火の付いたチャークロスを麻ひもで包みます。
麻ひもで包んだ火種を焚き火台の上に置きます。
火吹き棒を使い空気を優しく吹き込みます。

焚き火台の上に置いて火吹き棒で空気を吹き込む時は、火に顔を近づけることになるので、注意して行うと良いです。

麻ひもに付く火は一気に大きくなるので、気を付けながら火種に空気を吹き込みます。この瞬間が一番ドキドキしますね。
小枝や薪を入れて「ぼぉ~」と燃やして完成‼
焚き火台の枯葉に火が付いたら、あとは落ち着いて残りの木の皮や小枝、薪と燃えやすいものから順番に燃やして火起こしの完成です。

火力が弱い時には、火吹き棒を使って更に火力アップ‼︎
火打石を使った火起こしの問題点
こんな時、ありますよね…。
- なかなか火が付かない…。
- 火が付いたけど、すぐに消えてしまった…。
- 火が怖い…。

大丈夫です‼。

せっかくの楽しいキャンプです。そんな時は無理をせず、ライターやガスを使っても大丈夫ですよ。ファイヤースターターという火付けの道具もあります。またやってみたくなったら挑戦してみる…それもキャンプの良いところですね。
火打石を使った火起こしはワクワクと感動
意外とシンプルな工程だと思いませんか?女性でもなんだか出来そうな気がしますよね。
ライターやガスの火では味わえない、本格的な火打石を使った火起こしは、火の大事さを改めて感じることができ、自分で付けた火は自然と大切に扱うことができます。
自分でやってみて、「また次もやりたい」と思えるぐらいドキドキ・わくわく・バクバクと色々な感情があって楽しいです。
そして、火が付いた時は何とも言えない気持ちになりとても感動します。
もちろん「火には十分に気を付けて」楽しいキャンプやアウトドアでぜひ素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか?
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