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初心者や女性も大丈夫‼火打石と火吹き棒を使った本格的な火熾しをご紹介

ノウハウ

キャンプで、焚き火の火熾しは必須工程ですよね。

火熾しには、ライターやガス、ファイヤースターターを使った火熾しをしますが、今回は火打ち石を使った火熾しを紹介します。

少しハードルが高いと感じてしまいますが、女性や初めての方でも挑戦できますので、参考にしてみてください。

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そもそも火打ち石ってなに?

火打ち石は、昔は火を付けるための道具として一般的に使われていました。「火打ち金」と呼ばれる鋼と「火打ち石」を打ち合わせたときに、出る火花を利用して火を熾します。

「火打ち石」といわれてもピンとこない方も多いかもしれませんが、子どもの頃、一度は読んだことのある童話です。たぬきの背中にしょった薪にうさぎが「カチカチ」と火を付けるシーン。あの「カチカチ」の動作がイメージしやすいですよね。

しかし、石と石を打ち合わせるのではなく、火打ち金と火打ち石で火を熾しますよ。

また日本古来からの風習として、家族や大事な人を送り出す際、縁起を担いだり、魔除けのために無事安泰を祈る意味で「カチカチ」と火花を熾し「切り火」としても大切に扱われています。

パワーストーンの火打ち石

出典:楽天

火打ち石には様々な種類の石があり、アウトドアではメノウ石や石英など使用されています。また、女性に人気の水晶やローズクォーツ、アメジストなどパワーストーンとしても有名な石も火打ち石として使われています。

持っているだけでも運気が上がりそうな石ですね。

パワーストーンのヒーリング効果も少しご紹介します。

メノウ石健康、成功、長寿、向上、癒し、負のエネルギーをなくし、人との結びつきを良くする、グループ関係良好。アウトドアで人気の石です。
水晶潜在能力アップ、浄化、純粋、調和、統合、強化、生命力活性化、細胞の再生、免疫力を高める、体内の毒素を排出。人を選ばない万能な石としてお守りとしても人気があります。
ローズクォーツ「愛、優しさ、美」を象徴とした石。家族愛、慈愛の心、内分泌を活性化しホルモンバランスを整え、アイチエイジングを高める効果があるため女性に大人気です。
アメジスト秘めた魅力、美しさ、才能を引き出す。直観、記憶、真実の愛、平和、癒し、気を正常にする、負のエネルギーを寄せ付けない強い浄化効力があり、古くから高貴な色としても人気が高いです。

火打ち石を使った火熾しに準備するもの

火打ち石

メノウ石や石英、チャートなどが火打ち石に使われています。

火打ち金

火打ち鎌とも呼ばれています。大きさや形など色々ありますが、火打ち石とセットになっている商品が使いやすくておすすめです。

火口(ほくち)

火打ち石と火打ち金で出た火花を移しとります。炭状になった黒い布のチャークロスや麻ひもをほぐしたものなど、火花が着火しやすいものを準備しましょう。

焚き付け材

火口に着火した火から大きな薪には、簡単に火は移りません。枯葉や小枝、木の皮、松ぼっくりなど燃えやすいものがおすすめです。湿っているものは火が付きにくいので、乾燥しているものを選びましょう。

針葉樹や広葉樹などの薪を準備してください。針葉樹は火が付きやすく燃えやすい特徴があり、広葉樹は火は付きにくいですが長く燃えます。

火吹き棒

炎に空気を送る道具です。火熾しや火力を上げたいときに重宝します。

火付けスターターキットとして、火打ち石、火打ち金、火吹き棒、チャークロスが作れる綿布とケースもセットで販売されています。

手作りのチャークロスもできますが、手間のかからない市販のチャークロスは大変便利です。

すでに麻ひもがほぐれているので、すぐに使用できます。

大変だと思う作業は、無理しないで市販のものを活用しましょう。

火打ち石を使った火熾しの下準備

火打ち石を使った火熾しをスムーズに行うには、下準備が大切です。慌ててしまったり途中で火が消えたりという失敗を軽減できます。

焚き付け材や火口は、すぐに使えるよう手の届く範囲に並べて置くのがポイント。

火熾しの前に焚き火台の上に枯葉や小枝などを、少しだけ敷きます。慌てることなく火も付きやすくなるのでおすすめです。

火打ち石を使った火の起こし方

火打ち石を使った火熾しの手順は大きく分けて、なんと、、、

①「カチッ」②「ふぅ~」③「ぼぉ~」の簡単3ステップ‼

意外とシンプルですよね。

  1. 火打ち石と火打ち金を手に持ち、「カチッ」と打ち付け火花を出す。
  2. 火の付いたチャークロスを麻ひもで包み、「ふぅ~」と空気を送り込む。
  3. 小枝や薪を入れて「ぼぉ~」と燃やして、完成‼

それでは、ひとつずつ手順を追いましょう。

火打ち石と火打ち金を手に持ち「カチッ」と打つ

火打ち石の上にチャークロスを置き、指で軽く押さえます。チャークロスと火打ち石を持ち、反対側の手に火打ち金をなるべく水平にしっかりと持ちます。

持ちにくい場合は、持ち手を逆に変えても大丈夫です。

火打ち金の金具部分を石の尖っている部分に向け、擦るようなイメージで「カチッ」と強めに打ちます。この「カチッ」っというときに、火花が出ます。火花がチャークロスに付くまで、数回繰り返します。

チャークロスの上に火花を乗せるようなイメージで打つと火が付きやすいです。

麻ひもで包み「ふぅ~」と空気を吹き込む

火の付いたチャークロスをほぐした麻ひもで包みます。

ほぐした麻ひもで包んだ火種を焚き火台の上に置きます。

火種に空気を送り込みます。

今回は火吹き棒を使い、空気を優しく吹き込みます。

麻ひもに火が付くときは、「ボッ」と大きな炎が出ます。色々なやり方がありますが、火吹き棒を使うと顔に火が近づかないので安心です。

麻ひもに付く火は、一気に大きくなるので、注意して火種に空気を吹き込みます。

この瞬間が一番ドキドキしますね。

小枝や薪を入れて「ぼぉ~」と燃やして完成‼

枯葉や小枝に火が付いたら、あとは落ち着いて残りの枝や薪を燃えやすいものから順番に燃やします。

火力が弱いときには、火吹き棒を使ってさらに火力アップ‼︎

太い薪に火が付き炎が安定したら、火熾しの完成です。焚き火の火を維持するには、薪の追加をしましょう。

火打ち石を使った火熾しの問題点

こんなこと、ありますよね…。

  • なかなか火が付かない…。
  • 火が付いたけど、すぐに消えてしまった…。
  • 火が怖い…。

大丈夫です‼。

せっかくの楽しいキャンプです。そんな時は無理をせず、ライターやガス、ファイヤースターターなどの火付けの道具を使っても大丈夫ですよ。またやってみたくなったら挑戦してみる…それもキャンプの良いところですね。

おすすめの火打ち石

火打ち石を使った火熾しはワクワクと感動

意外とシンプルな工程だと思いませんか?コツさえ掴めば、女性でもなんだか出来そうな気がしますよね。

ライターやガスの火では味わえない、本格的な火打ち石を使った火熾しは、火の大事さを改めて感じることができ、自分で付けた火は自然と大切に扱うことができます。

自分でやってみて、「また次もやりたい」と思えるぐらい「ドキドキ」「わくわく」「バクバク」と色々な感情があってとても楽しいですよ。さらに、火が付いた時は何とも言えない気持ちになりとても感動します。

「火には十分気を付けて」楽しいキャンプやアウトドアで、ぜひ体験してみてください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

 

この記事を書いた人
natsu

ファミリーキャンプを経て、現在は夫婦ふたりでのキャンプを楽しんでいます。その中で得た経験や楽しみや情報をこのブログを通してお伝えしていければと思います。

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