こんにちは!yusanです。
突然ですが先日のキャンプでコールマンのガソリンランタンを使用したところ点灯しなくなってしまいました。
症状としては燃料バルブを開いても燃料が送り込まれていないようです。このような時はメーカーや販売店に修理を依頼するのも一つですが、ある部品を交換するだけで簡単に修理できてしまうのです。
今回は初めての方も簡単にできるコールマンのガソリンランタンの修理方法を紹介していきます。
ガソリンランタンが点灯しない原因と症状
私物のガソリンランタンはColeman(コールマン))の288A(既に廃盤)というツーマントルタイプのランタンです。現行の286Aや290Aのガソリンランタンも基本的には構造は一緒です。
今回ガソリンランタンが故障した症状としては
- 燃料バルブを開いても燃料が送り込まれない(ジュルジュルという音が出ない)正常なら矢印の部分から燃料が気化して出てきます。
- ライターで火をつけても点灯しない(燃料が出ていないので点火しない)
考えられる原因としては
- ポンプが故障してポンピングしても燃料タンクに空気が送り込まれない。
- ジェネレーターという燃料を気化する装置(矢印の部分)の故障。
ポンプ部分は動かしてみたところ燃料タンクに空気が入っているようです。ということはジェネレーターが怪しいですね。
今回はランタンのジェネレーターの交換をしてみることにしました。
ジェネレーターの交換方法
早速ジェネレーターを交換していきます。まず準備する道具です。
左から専用のスーパーレンチ、交換用純正ジェネレーター、リュブリカントというColeman(コールマン)の純正潤滑油です。必ずメーカー純正品を使用してください。故障の原因になります。
まずは蓋の部分(ベンチレーター)を固定してあるボールナットを外し、ガラスグローブを外していきます。作業前に燃料は空にしておきましょう。
バルブを熱から守ってくれているヒートシールドを外します。持ち上げれば簡単に外れます。
ジェネレーターを固定してあるナットをスーパーレンチで緩めます。
先ほど緩めたナットの下のナットを緩めます。
ナットの下にU字型の金具があるので外します。
ジェネレーター側のナットを完全に外してジェネレーターを外します。写真のようにフックで引っかけてあるだけなので簡単に外れます。
この時下の受け皿部分を外して中を掃除しましょう。この部分に虫の死骸がたまっていることがあります。
左側が外したジェネレーターです。煤(すす)で黒く汚れています。右側は新品のジェネレーターです。
ジェネレーターを拡大した写真です。古いジェネレーターは先端の細い部品がなくなっています。この部分が燃料が送り込まれない原因かもしれません。
逆の手順で部品を付けていきましょう。ジェネレーター部分が新品になりました。これで作業は終了です。
ついでに空気を送り込むポンプに潤滑油を給油します。ポンプの滑りが改善します。ポンプノブに給油口があります。キャンプ毎にメンテナンスしておくことはランタンを長持ちさせるために大事なポイントです。
燃料タンクに空気が入らない場合は?
燃料タンクに空気を送り込めないことが原因でランタンに燃料が送り込めない場合はポンプの部品を交換することで対処できます。
スーパーレンチでポンプのロックを外します。ポンプの蓋に窪みがあるのでレンチを合わせて左に回してください。そして引き抜けばポンプが外れます。
ポンプの先端にポンプカップという部品があります。矢印の部分です。劣化すると隙間ができるので空気が漏れてしまいます。これが燃料タンクに空気が入らない原因です。この場合はポンプカップを交換することで改善できます。
果たしてランタンに灯りは付くのか?
ジェネレーターを交換したランタンに灯りは果たして付くのか?点火準備していきます。
マントルを固定します。固結び2回です。余った紐はカットしましょう。
マントルを空焼きしましょう。必ず換気のいい場所で行ってください。
空焼き後の写真です。このくらい白くなるまで焼きましょう。空焼き後のマントルは非常に脆くなっているので触れないように注意しましょう。風で破れることもあるので空焼き後はガラスグローブをすぐに固定しましょう。
ランタンにホワイトガソリンを入れてポンピング!燃料タンクに空気を送り込みます。そして燃料バルブを開くと「ジュルジュル」と気化した燃料が出てくる音が聞こえました!点火するとランタンに無事に灯りが付きました。修理完了です!以前より更に明るくなった気がします。以前より明るさが落ちた場合もジェネレーターの交換は有効です。
ガソリンランタンは自分でも修理できる!
今回はジェネレーターを交換することで修理することができました。ジェネレーターを交換しても直らない場合はお店に修理に出してくださいね。
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