こんにちは!yusan です。
オイルランタンのホヤ(ガラス部分)を保護するおしゃれなレザーカバーが欲しい!どうせなら自分で作ってしまおう!ということで、かなり不器用な私ですが、レザークラフトに挑戦してみることにしました。
今回はデイツ78OD(オリーブドラヴ)カラーに使うホヤカバーを作っていきます。
インスタで見かけたレザー製のホヤカバーを参考にしました。
実際に完成したカバーがこちらです!
ダークブラウンのレザーカバーとデイツ78ODのオイルランタンの雰囲気がマッチしています。初めてレザークラフトに挑戦にしては、自己満足ですがうまくいったと思います。作り方も非常に簡単です!
今回はこのホヤカバーの作り方を紹介していきたいと思います。
オイルランタンのレザーホヤカバー作りに必要な材料
- 革:今回はダークブラウンの革を選びました。革紐を引っ張ってホヤにフィットさせるためかなり柔らかめのレザーです。A4サイズで税込880円です。
- 革紐:幅4mmで長さ150mmのダークブラウンの革紐です。カラー名(チョコ)。
- バネホックボタン大:ホヤカバー前後2枚の革をボタンで取り外しできるようにしたいので購入。今回は4組使用します。
- ハトメ#300:ホヤカバーに革紐を通す穴につけるハトメ。今回は16組使用します。
今回は大型ホームセンターで材料を購入しました。革のカラーや質感、ボタンやハトメのデザインやカラーは好みのものを選びましょう。バネホックボタンとハトメは参考までに一応アマゾンリンクも貼っておきます。
オイルランタンのレザーホヤカバー作りに必要な工具
①ロータリーポンチ:革に穴を開ける工具。外径1.8mm~4.5mmまでの穴を開けることができます。
②トコノール:革の床面や側面(コバ)の毛羽立ちを抑え、革を保護するために使用します。
③ゴムハンマー:ボタンやハトメを固定する際に打棒を打つために使用します。100円ショップで購入しました。レザークラフトは木槌を本来使用します。
④バネホックボタン打棒セット:革にボタンを固定する際に使います。ボタンのオス側用とメス側用の2本セット。下の土台は専用の製品が売っていますが今回は廃材で自分で作ったものを使用します。
⑤ハトメ打具と土台のセット#300用:革紐を通す穴に付けるハトメを固定するために使います。

オイルランタンのレザーホヤカバーの作り方
①A4サイズのレザーを半分にカットする
A4サイズのレザーを半分にカットします。意外と簡単にカットすることができました。この後にレザークラフトでは革の角を落とすヘリ落としという工程があります。角を落とすことでレザーの手触りが良くなるそうです。専用工具が必要で、作業的にも難しいらしいです。今回は特に必要なさそうなのでヘリ落としは省略します。
②レザーの床面とコバ(側面)にトコノールを塗る
革の裏は写真のように毛羽立っているのでトコノールを塗って毛羽立ちを抑えていきます。
トコノールはクリーム状になっています。適当な量を革の床面に塗ります。今回は爪楊枝を使用しましたが、スプーンやヘラなどを使ってもOKです。
塗ったトコノールを広げながら塗りこんで磨いていきます。本来はガラス製のヘラで作業を行うようですが、今回はペットボトルの蓋の裏を使って作業しました。ガラスコップの裏を使用する方法もあるそうです。少しずつトコノールを足しながら塗り広げていきます。
革のコバ(側面)にもトコノールを塗っていきます。この時レザーの表面にトコノールが付かないように注意しましょう。シミになる可能性があります。布で拭き取りながら塗りこみ作業をしていきます。コバ部分の磨きには専用工具もあるので一応リンクを貼っておきます。
トコノールを塗り終えたらしばらく乾燥させます。レザーの床面を触ってみてベタ付きがない状態ならOKです。
③レザーの四隅にバネホックボタン用の穴を開ける
レザーの角の2辺から約7mmの場所に千枚通しで印をつけます。濃い目の鉛筆でもOKです。穴の位置がボタンの中心になるイメージです。ボタンの固定位置の寸法はボタンの外径にもよって異なりますので角から余裕を持って位置決めしてください。
ロータリーポンチで穴を開けます。ロータリーポンチに付属している土台を挟んで作業すると綺麗な穴を開けることができます。
【取り付け穴の大きさ】
ボタンの上側:4.5mm(ロータリーポンチの一番大きいサイズ)。本来は7mm。ロータリーポンチにサイズがないので穴をカッターで広げました。7mm穴あけポンチを使用すれば確実です。
ボタンの下側:4.1mm(ロータリーポンチの上ら2番目のサイズ)。
④レザーの四隅にバネホックボタンを固定する
ボタンの下側から固定していきます。
開けた穴に土台を差込みます。
上にボタンの突起部分を被せて専用の打棒で打ち込んで固定していきます。打棒は先端が凹んでいる方を使用します。
下に土台を敷き、打棒を被せてハンマーで叩いて固定します。打具はなるべく垂直に立ててください。強めの力で叩いた方が作業がうまくいきます。
ボタンの下側を固定することができました。同じ容量で革の四隅にボタンの下側を固定していきます。
次はボタンの上側を革の四隅に固定していきます。
大きな穴が空いている方の部品を革の床面から表側に向けて穴に差し込みます。
もう一方の部品を革の表側から取り付けます。
打棒は突起がある方を使用します。
写真のように打棒の突起にボタンがピッタリハマるのでこのまま土台に被せます。
先程と同じ容量で打棒をハンマーを叩いて革の四隅に固定します。これでボタンの取り付けは完了です。
⑤革紐を通す穴を開ける
次に、革紐を通す穴を開けていきます。ボタンの間に4箇所穴が必要なのでボタンの端から約1cmの箇所に一つ目の穴、そこから順に約5cm、6cm、5cm、の間隔で穴を開けます。ボタンの時と同様に革の上辺からの間隔は穴の中心が7cmになるように設定しました。(穴の場所もお好みで決めてください。)
ロータリーポンチで穴を開けていきます。ハトメ300#の取り付け穴は本来5mmなのですがポンチに穴のサイズが無かった為、一番大きいサイズの4.5mmで穴を開けました。
取り付け穴が4.5mmでもなんとかハトメの土台が入りました。穴がきつい場合は穴を広げるか、最初に穴を開ける際に5mm穴用の専用ポンチを使用してください。
土台にハトメの金具を被せます。金具の内側が凹んでいる方が上側になります。
ハトメの固定には専用の#300用の打具セットを使用します。打具の先は細くなっていて、土台には穴が空いています。
穴の下に土台を設置して打具の先を穴の中に差込み、ハンマーで叩いて固定します。
革紐を通すハトメの固定が完了しました。ハトメが付くと見た目がかなりおしゃれになります。
⑤ハトメに革紐を通す
革紐を半分の長さ(約75cm)の長さに切断し、革の内側から穴に通していきます。
反対側の革のハトメにもそのまま続けて革紐を通していきます。
⑥レザーホヤカバーの完成!
オイルランタンのレザーホヤカバーの完成です!革紐は紐の途中を結ぶか紐止めを付けてもいいですね。
デイツ78にレザーホヤカバーを装着!
オイルランタンのホヤの前後にカバーを被せてボタンを留めて固定します。そして革紐を引っ張ってフィットさせればOKです。レザーなので見た目の雰囲気が抜群ですね!カバーを絞った時のシワの感じもたまりません。
今回はカバーの四隅にボタンを付けましたが、革紐を引っ張りすぎるとボタンが外れてしまうことがありました。紐を引っ張る側はカシメ金具で外れないように固定してしまってもいいかもしれません。
レザークラフトに挑戦してみよう!
レザークラフトは一見ハードルが高そうですが、そんなことはありません。シンプルな物であれば意外と簡単に作れてしまい、キャンプギアを、さらにおしゃれに飾ることができます。自分で作れば愛着も湧いてきます。ぜひレザークラフトに挑戦してみてください!
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