こんにちは!yusan です。
大人気アニメ、「ゆるキャン△」の聖地であり富士五湖の一つである本栖湖の自然と富士山の絶景が眺められる大人気の浩庵キャンプ場。私のキャンプ歴は10年ですが、実は一度も利用したことがありませんでした。
SNSなどで大混雑している様子をみて敬遠していましたが、平日なら少しは空いているのではないかと、2021年に休業明け(通常は通年営業)したばかりの浩庵キャンプ場に行ってきました。
今回は浩庵キャンプ場での春キャンプレポートと平日のキャンプ場の様子を紹介していきたいと思います。
平日の浩庵キャンプ場までの交通状況
土日、祝日は深夜から受付待ちの車が待機している大人気の浩庵キャンプ場。混雑を避けるために今回は平日狙いでキャンプ場に向かいます。
高速道路は圏央道と中央道を利用しましたが、さすが平日!渋滞が無くスイスイ進んでノンストレスです。高速出口を降りてからの国道139号線も渋滞はありませんでした。
平日の浩庵キャンプ場 管理棟付近の様子
土日祝日は自宅から富士五湖方面に向かうのに高速道路の渋滞があると、ひどい時には4時間かかってしまうのですが今回はなんと約2時間で到着。
午前中に自宅を出発し、食材の買い出しを済ませ、昼の12時にキャンプ場に到着しました。浩庵キャンプ場の受付は午前8時開始です。かなり遅かったかな?と思いきや管理棟付近は混雑の様子がありませんでした。
到着後すぐに受付完了
コロナ対策の為、管理棟前でキャンプ場スタッフによる検温があります。検温が終わると管理棟内奥のテーブルに案内され、個別に受付を行います。飛沫対策のため、テーブルを透明なシートで間仕切りしてあります。受付時に車のナンバーの記載が必要です。受付完了までスムーズでした。
管理棟の売店は「ゆるキャン△」グッズが充実
浩庵キャンプ場と言えば、「ゆるキャン△」第1話に登場するカレー麺。右上のおちゃめなポップがかわいいですね。
「ゆるキャン△」のお菓子やキーホルダー、マフラーなどのグッズも充実。ゆるキャン△好きにはたまらないですね。
管理棟入口に薪が置いてありました。大きい薪は1100円、小さい薪は600円です。薪は店内に持ち込まずに代金の支払いを済ましてから持っていきます。スウェーデントーチも1530円で販売しています。
平日の浩庵キャンプ場 サイトの様子
管理棟で受付を済まし、いよいよキャンプ場内に入ります。入口にはチェーンが設置してあります。入る前にチェーンを外して、入った後は必ずチェーンを元に戻しましょう。
傾斜のある坂を降りてキャンプサイトに向かっていきます。写真で見るよりかなり傾斜があります。浩庵キャンプ場はフリーサイトのキャンプ場です。果たして良い場所は空いているのでしょうか?期待半分で場内に進みます。
平日の林間サイトの様子
坂を下りると目の前に林間サイトが見えます。サイト前には車が数台止まっています。ただ、混雑しているような感じはしません。
浩庵キャンプ場では混雑時の林間サイト内への車の乗り入れはできません。この日は乗り入れOKです。富士山の見える林間サイトの湖側は既に埋まっていましたが、手前側は余裕がありました。ハンモック泊も楽しめそうなサイトです。
湖畔のサイトは風の影響を直接受けてしまいます。木が風を和らげてくれる林間サイトは過ごしやすく、夏も日陰になるので涼しいですね。ただ、富士山を目の前に眺望できるスペースは限られてしまうので早く埋まってしまいます。
湖側の林間サイトと道路を挟んだ山側の林間サイトは2~3組のキャンパーが利用しています。余裕はかなりある感じでした。湖や富士山を眺めるには遠いですが、トイレや炊事場が近いので便利なサイトです。
林間サイトから湖側のサイトに向かう道の途中、車が止まっている左側の丘の上に湖と富士山を眺望できるプライベート感抜群のサイトがあります。すでに先客がいました。
平日の湖畔サイトの様子
目の前に富士山と本栖湖の眺望を楽しめる浩庵キャンプ場で人気の湖畔サイトです。平日にもかかわらず多くのキャンパーで賑わっていました。湖畔サイトは車を湖に対して横向きに駐車する決まりがあります。
湖畔サイトの奥までびっしりテントが張ってあります。
湖畔サイトを進むと標識のようなものが設置してあります。ここより奥側は4WDの車しか入れません。
標識の奥側のサイトは1組のキャンパーしかいませんでした。砂利が大きく、砂地が柔らかい場所が多いので4WD車でないとスタックしてしまうかもしれません。サイトの傾斜もかなりあるので上級者向けのサイトですね。
湖畔サイトは場所が無いので一段上側のサイトを探してみます。看板の設置してある先に進みます。
進んで行くと、道沿いに小上がりになっているサイトがあります。スペース的に幅が狭いのでソロテント向きのサイトです。この辺りのサイトは比較的空いていました。
さらに奥に進むとボート置き場が見えてきます。道を登った左側、奥側、に広いスペースがあります。この周辺のサイトはかなり空いていました。
先程の写真手前の道を進むとプライベート感の高いサイトがあります。湖側なので富士山の眺望もバッチリです。
道を登った左側のサイトです。まだまだスペースに空きがあります。
このサイトの辺りからも富士山も十分眺めることができる場所があります。
ボート置き場付近のサイトです。奥側にもサイトスペースがありますが、湖畔側に木が多いので富士山が見えにくいです。平日でも湖畔サイトはいっぱいでしたが、山側のサイトであればサイトの空きに余裕があります。
ソロテントがギリギリ設営できる場所を発見。富士山と本栖湖を眺めることができるサイトを確保できました。
浩庵キャンプ場での本栖湖と富士山の景色は一期一会
浩庵キャンプ場から眺める富士山は千円札の裏の絵と一緒で有名です。キャンプ場に着いた当日は富士山に雲がかかった状態が多く、見えたり見えなかったりする状態が続きました。夜まで富士山がハッキリ見え続けることはありませんでした。
翌日、午前6時に起床してテントから外を見てみると、富士山の頭が見えてきました。
午前7時20分頃に富士山の全貌が現れてくると同時に風が弱まり本栖湖の湖面に富士山の姿が写り始めます。
午前8時頃には湖面に富士山がはっきりと写っています。逆さ富士と呼ばれる現象です。風がなくなり、湖面の揺れが無くなることで富士山が湖面上に鏡写しのように現れます。
午前9時40分には雲が出てきました。この10分後には風も出てきて逆さ富士を見ることができなくなってしまいました。約2時間ほどの間でしたが富士山の絶景を眺めることができました。運が良ければ浩庵キャンプ場で絶景の富士山と本栖湖に出会えます。
キャンプ場にある桜の木の蕾です。本栖湖の春の季節を感じることができます。桜が咲いた浩庵キャンプ場もきっと絶景なのでしょう。
浩庵キャンプ場は枯れ木を利用した焚き火ができる
浩庵キャンプ場では枯れ木などをたくさん拾うことができます。
長い枯れ木をノコギリで切って薪にします。生きている木は絶対に切ってはいけません。枯れ木を必ず使いましょう。
落ちている木の皮も火種になります。この皮は良く燃えました。
浩庵キャンプ場は直火がOK!石で囲んで焚き火した跡があります。
枯れ木を利用して焚き火を楽しめるのも浩庵キャンプ場ならではです。この日はランタンポールも作りました。ブッシュクラフトスタイルも楽しめます。
浩庵キャンプ場の施設情報
トイレ
キャンプ場入口から坂を下っていった場所にあります。林間サイトから近い場所にあります。
トイレはきれいに清掃して維持してあります。トイレの手洗い場、トイレ内それぞれに消毒液が完備してあります。
東側の湖畔サイトやボート置き場付近のサイトからトイレまでは、かなりの距離があります。湖畔サイト側から林間サイトにショートカットできる抜け道を利用するとトイレまでの道のりが少し近くなります。
管理棟付近にもトイレがありますが、キャンプサイトからは、かなり距離があります。アニメ「ゆるキャン△」の第一話で登場した有名なトイレです。
炊事場
トイレの側には炊事場があります。キャンプ場に行った日は水道の凍結防止の為、水が常時出してありました。比較的きれいに利用してありました。
シャワー室
トイレ横にはシャワー室があります。24時間利用できます。利用料金は2分100円です。
自動販売機
シャワー室のある建物に自動販売機が3機設置してあります。急な坂を登って管理棟まで行かなくて済むので便利です。
浩庵キャンプ場を利用する際の注意ポイント
湖畔サイトは傾斜と風に注意
湖畔サイトは地面に傾斜があります。写真で見るより角度がきついです。車が通る道寄りにテントを設営すると少し緩和できます。
また、湖側から強い風が吹き込むことが多くテント、特にタープの設営時には注意が必要です。
また、湖畔サイトは雨の強い日に湖が増水する可能性があります。その日の状況を踏まえて設営するようにしましょう。
混雑時には林間サイトに車の乗り入れができない
林間サイトでは土日、祝日などの混雑日に車の乗り入れができなくなります。混雑日の前日から一泊した場合、混雑日の午前10時に指定の駐車場にサイト内から車を移動しなくてはいけません
ゴミは各自で持ち帰り
浩庵キャンプ場ではゴミは利用者各自で持ち帰ることになっています。炭捨て場もないので、火消し壺などを用意して残った炭を持ち帰るようにしましょう。
昼夜の気温差が激しい
浩庵キャンプ場はGoogle Earthで調べると標高910mに位置しています。標高が高いため昼夜の気温差が大きく、春先でも防寒装備は必須です。夏は逆に避暑地として平地より涼しく過ごせます。
キャンプ場付近にスーパーが少ない
浩庵キャンプ場付近には食材を揃えることができるスーパーなどが多い河口湖IC周辺の店で食材を揃えてからキャンプ場に向かいましょう。代表的な大型スーパーのリンクを貼っておきます。ネット掲載のない小型スーパーもあるので現地や地図で色々探してみるのも楽しいです。
浩庵キャンプ場の基本情報
【アクセス】
中央自動車道河口湖ICから国道139号線経由で25分。
河口湖ICより国道139号線を直進、本栖交差点を右折。「本栖湖へよってけし」の看板が目印です。本栖みちを直進。5分ほどでキャンプ場に着きます。
【基本情報】
大人(中学生以上) | 1人1泊 600円 |
小人(小学生) | 1人1泊 300円 |
テント | 1張1泊 1000円 |
タープ | 1張1泊 500円 |
駐車場 | 1台1泊 1000円 |
バイク | 1台1泊 600円 |
キャンピングカー | 1台1泊 2000円 |
チェックイン/アウト | AM8:00~PM8:00 / AM10:00 |
その他詳細は浩庵キャンプ場公式ページを参照してください。

浩庵キャンプ場は平日ならゆったり過ごせるチャンスがあるかも?
浩庵キャンプ場は今後、ネット予約制と混雑期、週末、平日の料金設定の導入を検討しているそうです。(浩庵キャンプ場公式ページに記載してあります。)
現時点では予約せずに気楽にキャンプ場を利用することができます。週末や祝日は相変わらずの大混雑ですが、平日なら比較的ゆったり利用することができるかもしれません。浩庵キャンプ場から眺める本栖湖と富士山の絶景は一見の価値ありです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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